僕ヲ愛シテ
母性本能?
優人side
イベントの帰り道、コンビニに寄っていた、俺ら4o'clock。
一番最後に車に乗り込もうとした俺は、おかしな声に気づく。
「助けて…助けてッください!誰かッ」
人混みのすぐ向こうから、必死に人を掻き分けて走ってくる…女の子か男の子かわからないけど服が所々破けてて。
「真咲ッ!!」
後ろから、低い声が聞こえ、おそらくそいつから逃げている模様。
「いやッ…やあッ…やだあッ…はぁッ」
パニックを起こしているのか、フラフラな子の方へ、自然に手を伸ばしていた。
「君、こっち」
そう言うと俺の手を細っこい手で握ってきて、なんか、よくわかんないけど、守りたいと思ったんだ。
「出して」
そのまま車に乗せ込んで、車を出してもらう。
メンバーは驚いた顔してたけど、追いかけてきた奴を見て、納得したらしい。
追いかけてきた男はずっと真咲と呼び続けていたので、この子の名前なのだろう。
耳を塞いで、震える真咲ちゃん?を、どうする事も、俺には出来なかったのだけど。
落ち着いた頃に声かけて、他のメンバーたちも不安を和らげるように話しかけてあげていた。
あ…真咲くんなんだね。
イベントの帰り道、コンビニに寄っていた、俺ら4o'clock。
一番最後に車に乗り込もうとした俺は、おかしな声に気づく。
「助けて…助けてッください!誰かッ」
人混みのすぐ向こうから、必死に人を掻き分けて走ってくる…女の子か男の子かわからないけど服が所々破けてて。
「真咲ッ!!」
後ろから、低い声が聞こえ、おそらくそいつから逃げている模様。
「いやッ…やあッ…やだあッ…はぁッ」
パニックを起こしているのか、フラフラな子の方へ、自然に手を伸ばしていた。
「君、こっち」
そう言うと俺の手を細っこい手で握ってきて、なんか、よくわかんないけど、守りたいと思ったんだ。
「出して」
そのまま車に乗せ込んで、車を出してもらう。
メンバーは驚いた顔してたけど、追いかけてきた奴を見て、納得したらしい。
追いかけてきた男はずっと真咲と呼び続けていたので、この子の名前なのだろう。
耳を塞いで、震える真咲ちゃん?を、どうする事も、俺には出来なかったのだけど。
落ち着いた頃に声かけて、他のメンバーたちも不安を和らげるように話しかけてあげていた。
あ…真咲くんなんだね。