掌編小説集

123.白は赤に支配される

深々と押し刺した刃

赤色に染まり傷に溶ける


やがて周りも赤に染まると

君の顔は真っ白になって

純白のドレスに薔薇が咲いた様だと


うっとりと僕は笑った
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