掌編小説集
20.謝罪と感謝と自慢と
「あいつは俺を庇って…。俺はあいつをころ」
『してない!お兄ちゃんは誰にも殺されてない。貴方を守ったの。勝手に殺さないで。』
「だけど…」
『お兄ちゃんに言うの。お兄ちゃんが守った貴方は最高の彼氏で旦那だって。言うの。言うって決めてるんだから!』
救われたと同時にプロポーズまでされちまった。
今度は俺の番だな。
花と線香とお前の好物持って、たっぷり聞かせてやるよ。
嫁自慢をな。
『してない!お兄ちゃんは誰にも殺されてない。貴方を守ったの。勝手に殺さないで。』
「だけど…」
『お兄ちゃんに言うの。お兄ちゃんが守った貴方は最高の彼氏で旦那だって。言うの。言うって決めてるんだから!』
救われたと同時にプロポーズまでされちまった。
今度は俺の番だな。
花と線香とお前の好物持って、たっぷり聞かせてやるよ。
嫁自慢をな。