掌編小説集

206.反対も賛成も、時に無責任

全身全霊を懸けて
頑張っているものが彼にはある


だけど、辞めたいと彼は言った


疲れているの?
しんどくなった?
投げ出したくなった?



でも、私は反対しないよ

けれど、賛成もしない


だって、貴方の人生だから



だから私は、

「貴方の好きにすればいい。だけど、私はいつでも味方だよ。」

そう言って傍に寄り添う。
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