掌編小説集

232.戦国絵巻

当事者だけが解る
幾重にも造り上げられた暗号


間際に残した僅かなそれを
解読したのは継承者


使命の如く無意識に
精巧な理論を繋ぎ合わせ構築


甦ったのは迷子の記憶
思い出したのは生きた証
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