掌編小説集

237.カリギュラ効果の災厄

笑ったのは強がりじゃない


最後の最期で
泣き顔なんて見せたくないから


一番良い顔の私を
覚えていて欲しいから



心配される自身か
心配してくれる相手か


どちらを守れれば
こんな悲劇にはならなかった?
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