掌編小説集

25.本音と建前

就職して1年経過、仕事も雑用も色々こなして任される。

でもさすがにオーバーワーク、頼られて任されてこなしてまた任されて…一向に自分の仕事が出来ない悪循環。

やっと任された仕事の要領が分かってきて、時間配分をやりくりして定時で帰っていたら暇だと思われる。

等々…色々と限界なので、やる気を見せつつ密かに転職活動。
気付かれずにひっそりと。

面倒な事押し付けられる度、ストレスは溜まるけど華麗に完璧にこなす。

必要不可欠な存在になる為に。
私が辞めた後困る様に。
嫌がらせの様に。

なんてちょっと意地悪かしら?
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