掌編小説集

*307.絶望なんて役不足

砂に描いた未来への地図


拒む様に風が吹き消しても

見上げた空に弱くも輝く道標


終わりの無い闇夜を壊して

叫びをかき集めた欠片で繋げる


涙は抗う武器へと変えて

大したこと無いと嘲笑う
< 307 / 664 >

この作品をシェア

pagetop