掌編小説集
310.死などでは許されないのだから
一人の復讐者と一人の当事者
国の命を受け
許されないことをした当事者
だが、
復讐者だけが一人で許すべきではない
当事者が一人で責任を感じる必要もない
だから、お互いに生きてどうするか考えようか
国の命を受け
許されないことをした当事者
だが、
復讐者だけが一人で許すべきではない
当事者が一人で責任を感じる必要もない
だから、お互いに生きてどうするか考えようか