掌編小説集
34.暗殺者(アサシン)心中
剣を振るう度
命を奪う度
既に砕け散った心は
その欠片さえ無くしてく
けれど斬った感覚は
この手に焼き付き
決して消えることはない
罪は重なり、罰は枷となり、
思考さえ停止させて蝕み続ける
命を奪う度
既に砕け散った心は
その欠片さえ無くしてく
けれど斬った感覚は
この手に焼き付き
決して消えることはない
罪は重なり、罰は枷となり、
思考さえ停止させて蝕み続ける