掌編小説集

*344.私の周りだけを避ける様にして、狂喜に満ちた黒いモノと穢らわしい赤い液体が蔓延している

どれだけ
裏の世界を知っても



どれだけ
大人の事情を理解しても



どれだけ
子供らしくない子供でも



結局私は
何も出来ないガキなんだ
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