掌編小説集
356.貴方が必ず捜し出してくれるのだから、私は逃げ出したらその時まで隠れていればいいと思ったのよ。
貴方と喧嘩して別れ話にまでなって、そしたら厄介な事件に巻き込まれた
犯人に差し出されてかけた電話の相手はもちろん貴方
最後だからと、日頃の鬱憤を並べ立てて大っ嫌いと言ってやった
だけど分かってくれるよね?
真実と嘘と手掛かりと
ありったけに散りばめた
貴方だけが解ける暗号なんだから
犯人に差し出されてかけた電話の相手はもちろん貴方
最後だからと、日頃の鬱憤を並べ立てて大っ嫌いと言ってやった
だけど分かってくれるよね?
真実と嘘と手掛かりと
ありったけに散りばめた
貴方だけが解ける暗号なんだから