掌編小説集
393.この音さえ声に負けるかもしれない
僕を殺した
期待とか
罵倒とか
そんな言葉を
文字の羅列を
聞こえないように
愉快な笑い声で塞いで
靴の踵を潰すように
それらを吐き出す奴らを
僕は、
期待とか
罵倒とか
そんな言葉を
文字の羅列を
聞こえないように
愉快な笑い声で塞いで
靴の踵を潰すように
それらを吐き出す奴らを
僕は、