掌編小説集

429.少し傷物にしてしまったけれど、君は上物なんだから恥じる必要はないんだ

人間は絶滅を防ぐ為に、
全員が同じものを好きにならない
そんなようになっている










だから、君は僕を愛するはずなんだ
(君の黒を染める)







愛するべきなんだ
(綺麗な赤が広がり)







愛さなければならないんだ
(穢れの無い白を覗かせてくれた)
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