掌編小説集
469.ブラフであっても気嵐の様なこの力が、レストアの扉を開く鍵になると信じて
力になりたいのに、
頼ってもらえるほどの力がない事に、
ずっと悔しい思いをしていた
重荷になっていることも分かっていた
それでも、
衣食住は面倒みてやるから好きなだけ落ち込んで泣け
と言ってくれたね
お願い
今更、虫の良い話なのは分かっている
それでもどうか、
どうかあの人の、
想いに応えさせてください
頼ってもらえるほどの力がない事に、
ずっと悔しい思いをしていた
重荷になっていることも分かっていた
それでも、
衣食住は面倒みてやるから好きなだけ落ち込んで泣け
と言ってくれたね
お願い
今更、虫の良い話なのは分かっている
それでもどうか、
どうかあの人の、
想いに応えさせてください