掌編小説集

549.お客様は神様とは烏滸がましい限りですが、報連相が無いのは厚顔無恥も甚だしくはございませんか。

問い合わせメールを送った。
二週間経っても返信が無い。
三週間経っても返信が無い。
四週間経っても返信が無い。

ホームページを調べて協会にも
問い合わせのメールを送った。

そしたら数日後返信が一通だけ来た。

全世帯を隈無く調べた。
改善するように話した。
こちらは対策を講じた。
改善しないなら解約するように言った。
まだ何かあるなら当人同士で話し合え。


気持ち悪い気持ち悪い。
何故?何故かというと。

最初にメールを送った時点で相手には話をしていた。
と仰るが今回以外に返信が全く以て無かった理由は?

全世帯を調べたわりに住民間の話題に上らない。
改善対策どころか相手から謝罪の一言すらない。
当然ながら問題はひとつも解決などしていない。
当人同士?責任転嫁に職務放棄を上塗りですね。


まだまだ恨みが憎しみに変わる程にありますよ。


水道の基本料の免除の連絡ありませんでしたよね。
駐輪場が滅茶苦茶になっていても放置なんですね。
突発停電に原因究明も管理者としてしないのですね。
家賃は非課税であることまさか知らなかったですか。
現状維持などと御託を並べた恩着せがましい回覧板。


誰でも理解出来る文面で明記されていたにも関わらず
重要な文章に届く前にデジタルは捨てられてしまった。
係争中につき答を差し控えなければならない事もない。
勝手に身を引いてもケジメを付けたことにはならない。


今まで何の面倒も見て貰っていないのだから
今更迷惑をかけても問題はありませんよね。

大々的に何かしらで警告せざるを得ませんね。
そうしたくはないというニュアンスを含んでも
居抜き物件よりもお粗末ならば止むを得ない。
メタフィクションの試写会でシンパサイズを。

咎めないから二度と現れるなと視線を差し向けたい程に
怨憎会苦は証拠も問題も依然として山積し続けている。
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