掌編小説集
553.いちいち団栗が背比べをしても懇切丁寧なほどに私と貴方の話が噛み合うことは万に一つも無くなる。
もう人の為に生きなくていい
自分の為に生きて欲しい
生きて幸せになって欲しい
なんで?
どうして?
不幸だと思ったことは無いと
私は幸せだと言っても
ごめんを繰り返すばかり
幸せなのに
なんで信じてくれないの?
なんで泣いているの?
笑って欲しいのに
私の幸せを願ってくれていて
私も幸せなのに
なんで否定するの?
なんで信じてくれないの?
どうやったら信じてくれるの?
どうやったら泣き止んでくれるの?
どうやったら笑ってくれるの?
全てを忘れて幸せになってなんて
一度だけでいいから
最初で最後でいいから
そんな願いだなんて
叶えられる訳がない
忘れないから幸せなの
生さぬ仲だから幸せなの
ボタンを勝手にかけ間違えられて
そのまま置いていかれたような
そのまま強引に連れてこられたような
貴方の理想の世界は
私だけが幸せな世界
私だけが知らない幸せの概念に
違和感を感じてしまう私は
きっと貴方にとっては不幸なんだね
言葉は詰まり思うように出てこない
笑顔を彩るのは何色にもなれない涙
掻き消せない泣き声が導くのは迷宮
想い合い過ぎて食い違う思考は迷路
おかしいね
私の幸せを積み重ねていっても
貴方にはどうしたって不幸にしか見えない
上手くいかない
上手く幸せになれない
上手く不幸から抜け出せない
時すでに遅し
幸せか不幸かなんてもうどっちでもいい
というよりどうでもよくなってしまった
幸か不幸かたったそれだけの違いなんて
貴方がいなければ板挟みだって怖くない
自分の為に生きて欲しい
生きて幸せになって欲しい
なんで?
どうして?
不幸だと思ったことは無いと
私は幸せだと言っても
ごめんを繰り返すばかり
幸せなのに
なんで信じてくれないの?
なんで泣いているの?
笑って欲しいのに
私の幸せを願ってくれていて
私も幸せなのに
なんで否定するの?
なんで信じてくれないの?
どうやったら信じてくれるの?
どうやったら泣き止んでくれるの?
どうやったら笑ってくれるの?
全てを忘れて幸せになってなんて
一度だけでいいから
最初で最後でいいから
そんな願いだなんて
叶えられる訳がない
忘れないから幸せなの
生さぬ仲だから幸せなの
ボタンを勝手にかけ間違えられて
そのまま置いていかれたような
そのまま強引に連れてこられたような
貴方の理想の世界は
私だけが幸せな世界
私だけが知らない幸せの概念に
違和感を感じてしまう私は
きっと貴方にとっては不幸なんだね
言葉は詰まり思うように出てこない
笑顔を彩るのは何色にもなれない涙
掻き消せない泣き声が導くのは迷宮
想い合い過ぎて食い違う思考は迷路
おかしいね
私の幸せを積み重ねていっても
貴方にはどうしたって不幸にしか見えない
上手くいかない
上手く幸せになれない
上手く不幸から抜け出せない
時すでに遅し
幸せか不幸かなんてもうどっちでもいい
というよりどうでもよくなってしまった
幸か不幸かたったそれだけの違いなんて
貴方がいなければ板挟みだって怖くない