掌編小説集

576.ボイスチェンジャーのロビー活動

未来を託されたから見てみたかった
託された未来を見てみたいと思った
守ってきた歴史を伝えたいと思った

悲しいことは無くならないかもしれない
それでも今から生きていくということは
荒涼に重なる過去から変化していくこと
背負ってしまった歴史を繰り返さない為

私にしか出来ない役目で別の形にしてでも託せたなら
託されたその先の未来はより一層変わるかもしれない
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