掌編小説集
674.ナンデというハッキリクッキリしたリユウなんてナイこともある
いつから付き合っていたかなんて言う必要性が全く見付からない
報告は必要でしたかと質問すれば必要ないと返答をもらったので
無視を決め込もうと興味津々に聞かれても冷めた目線を送るけど
あんな朴訥な人を何で好きになったんだとか散々纏わり付かれて
デレデレベタベタとボディタッチを繰り返され鬱陶しかったから
そっちの恋愛遍歴を産まれてから今日までを語ってくれるのなら
こっちも包み隠さず言ってもいいと言ったらサッと表情が変わり
途端に湯冷めしたように狼狽えてどこかへ消えて行ってしまった
報告は必要でしたかと質問すれば必要ないと返答をもらったので
無視を決め込もうと興味津々に聞かれても冷めた目線を送るけど
あんな朴訥な人を何で好きになったんだとか散々纏わり付かれて
デレデレベタベタとボディタッチを繰り返され鬱陶しかったから
そっちの恋愛遍歴を産まれてから今日までを語ってくれるのなら
こっちも包み隠さず言ってもいいと言ったらサッと表情が変わり
途端に湯冷めしたように狼狽えてどこかへ消えて行ってしまった