掌編小説集

680.オペラグラスにぐい呑みを双眼鏡にお猪口を

奥が深い御料地の道の奥は陸奥で未知の苦(みちのく)の記紀であるかもしれない

燃え尽き症候群でも我慢してきたからこの日を迎えることが出来たのかもしれない

幸せの虎の巻が売っているとしても売っている物ではスカッと満足などしないから

幸せを取り込むのではなく幸せに取り込まれるある種の闇取引なのかもしれなくて

今この瞬間とても幸せでこのままこの幸せのまま終われたら良いなと思ってしまう
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