掌編小説集

683.君という名のスパイス

君は僕の父親の無実を信じてくれた
君は僕が言うなら無実だと信じると

君が卑劣なストーカーに遭ってしまった時も
君が思い出してしまいパニックになった時も

誰も信じてくれないと言った君の言葉を僕は信じるよ
変わり種と言われる僕だけれど君だから頼ってくれた

だからかな

ホームパーティでも店でも自宅でもどこでも
どんな料理でも自分好みの味付けにしたくて

マイ調味料を持参しいつでも使えるようにしているけれど
君の作ってくれる料理ならどんなものも美味しく感じるよ
< 683 / 684 >

この作品をシェア

pagetop