掌編小説集
*83.闇と音と水と
夜は好き
住宅と街灯と月の明かりだけ
昼間の騒音とは正反対の静寂
雨も好き
屋根や道路にうちつける雨音だけ
騒音を掻き消す
明るい昼間も晴れ渡った空も好きだけれど
人が溢れているのを観察するのも好きだけれど
誰一人居ない道路で
傘をさしながら歩く
こんな夜の散歩もいいものよ
もちろん、怪しい人がいないか注意しながらね
住宅と街灯と月の明かりだけ
昼間の騒音とは正反対の静寂
雨も好き
屋根や道路にうちつける雨音だけ
騒音を掻き消す
明るい昼間も晴れ渡った空も好きだけれど
人が溢れているのを観察するのも好きだけれど
誰一人居ない道路で
傘をさしながら歩く
こんな夜の散歩もいいものよ
もちろん、怪しい人がいないか注意しながらね