掌編小説集

*87.視力が悪いのを嫌だと思ったことは一度だって無い

眼鏡を外した


当然見える世界はぼやけてる

眼鏡をかければハッキリ見える


外しても見えないことはないけれど日常生活は困るからかける



でも眼鏡を外した世界が好き


景色も光も人も

まあるく、やさあしく

見える気がするから
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