隣のクラスの猫系男子
猫系男子と図書室





「よし、お昼ご飯も食べ終わったし、始めよっか」


「うん」


今日は図書委員の当番で、図書委員である私とさーちゃんは、図書室のカウンターの奥にある控室で昼食を済ませ、作業に取り掛かる。


図書委員の作業は主に、本の貸し出し・返却の受付をしたり、返却された本を元の場所に戻したり、新しく購入した本にバーコードのシールを貼ったりする。


「あ、沢井さん」


作業に取り掛かろうとしたところに、図書委員の担当の先生に声をかけられた。


「はい、なんでしょう」


「もう1クラス来ることになってるんだけど、来てないから放送で呼んでもらえる?」


「あ、はい」


「2年2組なんだけど、控室のところにある内戦の電話を使って、1番を押して、この紙に書いてある○○のところにクラスに名前いれて、そのまま文章読んでくれればいいから」


そう言って先生は、原稿のような紙をを私に手渡す。


…ん?2組って、杉宮くんのクラスだよね。


私は1組で、杉宮くんは隣の2組なのである。


「わかりました」


「よろしくね」


「はい……」


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