隣のクラスの猫系男子
「……図々しいかな」
「あ、いやいや!あの、ぜひまた来てください。ルナも喜ぶと思うし」
「…ありがとう」
杉宮くんは、そう言って微笑む。
私も、杉宮くんがまた来てくれることに嬉しく思い、微笑み返した。
私はルナと一緒に、玄関まで見送る。
「今日は、ありがとうございました」
そう言って杉宮くんは、私に頭を下げる。
「こちらこそ!ありがとうございました」
つられて、私も頭を下げる。
「駅まで送らなくて大丈夫?」
「うん。来た道覚えてるから」
おー、意外←
「そっか」
「…じゃあね」
杉宮くんは、そう言ってルナの頭をなでる。