隣のクラスの猫系男子
「……えっ、そうなんですか!?」
「おぉ、そんなに驚くか…うん。それに、私も結婚してるし。仕事中は指輪外してるけど」
あまりの衝撃的な話に私は、寝ている杉宮くんと真子ちゃん先生を交互に何回も見てしまった。
そっか、杉宮くんと先生、そういうことだったのか……
ホッ……
…………『ホッ』?
そんな私を見て、先生はクスッと笑う。
「安心した?」
「あっいや、なんていうか……」
答えるのに困っていると、モゾッという音が聞こえた。
杉宮くんが目を覚ましたようだ。
「杉宮くん……?」
声をかけると、杉宮くんは顔をこちらに向けて、ぼーっと私の顔を見る。
「……沢井さん?」
「うん、おはよう」