隣のクラスの猫系男子
猫系男子と一晩
*
月日は流れ、あっという間に夏休みになった。
今日は終業式で早く終わったため、杉宮くんが家に遊びに来ることになっている。
さーちゃんも猫好きで誘ったのだが、今日もバレー部の練習があるらしく、来れないと言っていた。
「嫌いなものってある?」
家に戻ってから来てもらうのも面倒なのではないかと思い、お昼ごはんも簡単なものでも作ろうかと考えていた。
「んー、特にないかな」
「そっか」
うーん、何がいいかな……
夏だし無難に冷やし中華?
「本当に作ってもらっていいの?」
「うん、そんな凝ったものじゃないけど」
そう言ってスーパーに寄り、家に向かった。