隣のクラスの猫系男子
「どうぞ」
「ありがとう」
出来上がったチャーハンとスプーンを受け取り、杉宮くんの分を隣に置く。
「スープとか作ってないけど」
「うーん、杉宮くんが良ければ麦茶とかでも…」
「じゃあ、麦茶で。コップってどこにある?」
「下のところに…」
「…あ、あった。沢井さんのはこれ?」
そう言って、杉宮くんはシンクの近くにあるコップを指さす。
「あ、うん」
返事をすると、杉宮くんは冷蔵庫から麦茶を取り出し、2つのコップに注ぐ。
「はい」
「何から何までありがとう」
「ううん」
私のところにコップを置くと、杉宮くんは隣に座る。