隣のクラスの猫系男子
「沢井さんもお風呂入ってきなよ。その間に髪乾かす」
「あ、うん。じゃあ、いってきます」
「いってらっしゃい」
私は自分の部屋へ行き、Tシャツやら下着やらを持って洗面所に向かう。
そして、お風呂に浸かりまたふと思う。
杉宮くんのあのため息はなんだったんだろう。
停電とかもなかったし、特に気にすることもないと思ったんだけど……
不安な気持ちはあまりなかった。
というより、杉宮くんのこととか、他のことを考えててあまり雷の心配はしていなかったのだ。
杉宮くんがいるってわかってるから、安心できたのかもしれない……