隣のクラスの猫系男子





杉宮くん、どうしてるかな……



ドライヤーを貸したままだったため、お風呂からあがり服を着終えた私は、タオルで髪を拭きながら、父と母の部屋からタオルケットを取り出し、リビングに戻る。



ドアを開けると、杉宮くんは髪を乾かし終えてルナと遊んでいた。



……寝てなかった←



杉宮くんは私に気づき、顔を上げる。



「ドライヤー、借りたままだった」



「あ、大丈夫だよ。…これ、寝るとき使って」



そう言って、私はタオルケットを杉宮くんに差し出し、近くに座る。



「ありがとう」



タオルケットを受け取った後、杉宮くんはぼーっと私を見る。



杉宮くんの頬がなんとなく赤い気がした。



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