隣のクラスの猫系男子
*
杉宮くん、どうしてるかな……
ドライヤーを貸したままだったため、お風呂からあがり服を着終えた私は、タオルで髪を拭きながら、父と母の部屋からタオルケットを取り出し、リビングに戻る。
ドアを開けると、杉宮くんは髪を乾かし終えてルナと遊んでいた。
……寝てなかった←
杉宮くんは私に気づき、顔を上げる。
「ドライヤー、借りたままだった」
「あ、大丈夫だよ。…これ、寝るとき使って」
そう言って、私はタオルケットを杉宮くんに差し出し、近くに座る。
「ありがとう」
タオルケットを受け取った後、杉宮くんはぼーっと私を見る。
杉宮くんの頬がなんとなく赤い気がした。