隣のクラスの猫系男子
私はその間に、先ほど作ったサンドイッチにトマトを足し、軽く押して半分に切りお皿にのせる。
コップに牛乳を注ぎ、サンドイッチのお皿と一緒にカウンターに置く。
準備ができたところで、ちょうどよく杉宮くんが戻ってきた。
顔を洗ったときに着替えたようで、服装が制服に変わっていた。
「美味しそう……いただきます」
「どうぞ」
杉宮くんは、口を大きく開けてパンをほうばる。
「んー、んまい」
「ハハッよかった」
私もサンドイッチを少し口にし、ふと思い出した。
「あ、あの、私いつの間にか寝てたみたいで……」
「あぁ……まぁ、昨日大変だったからね。……平気?」
雷のことだろうか。
「うん。…あ、杉宮くんはちゃんと眠れた?」
「うん。俺けっこうどこでも寝れるんだよね」
「それはすごい」
確かに寝てるイメージ強いもんなー。
「でも、体痛くならない?」
「うーん、まぁちょっと」
そんなことを話しながら、朝食を食べ終えた。