ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
「照れた」
目線を反らして言う。
「そ、そこまでストレートに言えとまでは…」
少しむせる隆裕。
「ほ、ほらはやくケーキ食べようよケーキ」
「これどこで買ったの?」
何気なく言うな、おいこら。
「作ったんですぅ!ばーか!」
「え?」
「え?じゃない!」
本当に「この子は何を言い出すんだ」というような顔をしてらっしゃる。
「い、いやだって秋穂文化祭の時に朝ごはん簡単に作れるくらしいか…
ていうかあのときもちょっと失敗してたし」
「七海に教えて貰ったの!」
「いやぁ、でも…あの卵焼きは…」