ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
「やだ、そんな食べさせるとか…」
「…俺にアイス食べさせたことあるくせに」
!?
「アイス?食べさせた?」
記憶を探るがそんな記憶はない。
「風邪の時にアイス取りに行ったら『あたしも着いてく』って言って超可愛い目で服引っ張ってきて、で『あーん』って言っ「風邪だったから!覚えてないから!昔から風邪だと甘えるってお母さんも言ってたし!」
聞いてるこっちが恥ずかしくなり遮る。
「でも食べさせたし」
赤ちゃんかこいつ。
「…わかった」
渋々言うと、隆裕は少し笑う。
「はい」
食べた瞬間に驚いたような顔をする。
やっぱおいしくなかった、か。
なんて思ってると
「全然おいしいわこれ」
本当に美味しそうに頷く隆裕。
「想像してたのを越えててびびってる」