ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
「それは1年も一緒に居れば多少は」
「あーもうこいつ」
隆裕は突然手のひらでもっと髪の毛をくしゃくしゃにする。
「髪の毛ぼっさぼさー」
手ぐしでなんとか直す。
と、思ったらすごい力で抱き締められる。
「い、痛い」
「はぁ…」
あたしの頭の上に顎をのせる。
「どうしたらこんなにかわいくなれるの?」
「ほ、ほんとにどうしたの隆裕…?」
頭上にいるので顔はよくわからない。
「これが一番のいやし」
取り敢えずそのままにしておく。
「飼いたい」
………………こんな人でしたっけ