ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
シャツの袖を掴んでいると、
左目から涙が溢れてしまった。
「…やばい」
「いや、これ悲しいんじゃなくて、えっと」
「わかってるよ、自然と出てきたんでしょ?」
手を掴まれて「上行こっか」と言われた。
隆裕の手、温かくなってる。
二人でベットにダイブしてクスクスと笑う。
いつの間にか隆裕があたしの上になっていて、
隆裕は目を細めて「声、聞かせてね」と囁いていた。
その日は隆裕もあたしもネックレスを外さないでいて、
終わったあとに、そのネックレスに隆裕はキスしてた。