ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
「秋穂ちゃん、大丈夫?」
「多分大丈夫!」
この学校は断るごとにバーベキューするなあ。
火を着ける係は中々大変で、全然着いてくれない。
「あっつ!」
…そして着いたと思えば火傷する始末。
「えっちょ本当に大丈夫!?」
「大丈夫大丈夫、びびった~」
もっと器用になりたいです、正直。
「秋穂ちゃん不器用すぎ!」
「あ…あはは」
図星すぎて何も言えない。
笑ってるとポケットに入れていた携帯が震えた。
「ん?」
開いてみると知らない番号からかかってきている。
「…………ん?」
と、取り敢えず出てみる?
『お、出るもんだな』
「ん!?」
その声は…
だ、誰だ?
『俺だよ陵!覚えてねえの!?』
「あ、ああ。陵くんか」