ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




「ていうかさ、原くんにばれていいの?あの不器用くんが隠れてバイトしてるのに」



「それは……………着替えよ」



少し吹き出しそうになりながら頷く。





学校を出ると、七海の家に向かって走る。



「あ、今日お母さんいるかも」



思い出したように言って立ち止まる。




息が切れて膝に手をついた。




「まずい?」



「あー多分大丈夫かな…」



顔がひきつっている。



「うち、結構厳しいんだよね」





< 29 / 570 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop