ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
扉がガラッと開いた。
「は…?」
あたしを見た瞬間、陵くんは目を見開く。
「んで、こんなとこに。」
「陵くんも良い先輩持ったね」
と言うと察しがついたらしく、まぁなと困り顔。
「…おかしいと思ったんだけどな、紅茶ってセレクト。そう言うことか」
陵くんは教室に入ると扉を閉めた。
「何だその髪」
「イメチェン?まぁ似合わないけど…」
何となく気まずい雰囲気が漂う。