ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。



「陵、お前こんな時間まで何してたんだ?」



「連絡先の削除とか、まぁ色々」


陵くん…なんかあったのかな。



「俺、初めて人が変わったの見たんですよね。彼氏の為に勉強して一位取っちゃう奴」




「………」



「なんか悪い?」



陵くんはべっつにぃ?と憎たらしく答えて続ける。



「……俺も変われるって思えたから。悪くねーんじゃねえの」



「え」



「じゃ、俺はこっちの道なんで。アツさんありがとうございました」



アツくんにはちゃっかり礼をして走っていく。




< 295 / 570 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop