ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
まだそのいかつい人達には気付かれていない。
なるべく足音を立てないようにそろそろと歩いていく。
少し粘っている夕日が眩しい。
そして明らかに見られてる。
「おい、そこのねーちゃん」
そろそろ言われるのかなと思っていると、
「隆裕の彼女じゃん!」
そこからは意外な一言。
「隆裕って誰?」
他の仲間らしき人が聞いている。
「ちょ、彼女待ってよ、あ、中学の時のダチの彼女」
そう言ってる人の顔を見てみると、
去年の夏祭りで一緒に居た人。