ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




「てかアツくんは後輩とかと行かないの?」


と言うとアツくんは一気にダルそうな顔をした。


「無理無理無理無理!あんなやつらと居たら、俺疲れはてて死ぬし…


去年みたいな潰れかたしたくないしね……」


ああ…あのずぶ濡れ事件か…。



「らしいぞ、陵」



アツくんの顔がひきつる。



「…………へぇ。アツさん俺らといると疲れはてるんですか?」



二人で振り返ると、クスクス笑ってる七海と原くん。


その後ろには陵くんやら何やらかんやらが文句を言っていた。



「は、原…」


「あ?」


「俺“ら”行くから!」


…うん?



気がついた時にはアツくんに引っ張られていた。






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