ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
「さてと、学校行こっか」
「はぁ、今からとか……三時間目くらいには着いちゃいそ」
隆裕がガシッと手を掴んで「行くよ!」と笑った。
「わーかってる!」
あたしは、くるみ先輩とはいつも会えないんだなあ
存在がすごい人って、どうして会えなくなるだけで無償に追いかけたくなるんだろう。
「僕らもあと一年で卒業か…」
「なんかいよいよって感じだね」
「だね」
…そうだ、決めないと。
大学に行くのか行かないのか。