優しい君に恋をして【完】
●守りたい人
手術
優のいない夏休みが始まった。
毎日、何もする気になれなかった。
それだけ、
私は優に出会ってから、
毎日が優に埋め尽くされていたんだ。
私は届かないとわかっていても、
毎日寝る前に優にメールを送った。
一日、1通だけって決めて。
じゃないと、一日何回も送ってしまって、
なんだかストーカーみたいだと思ったから。
その日あったことと、
花火、楽しみだねってこと。
あえて、手術のことは書かなかった。