優しい君に恋をして【完】
唇を少し強引に塞がれると、
プチっと制服のリボンを外された。
首筋にたくさんのキスが降ってきて、
ブラウスのボタンを外してきた。
明るい中、どんどん脱がされていく自分がはっきり見えて、
恥ずかしくなって、
「優、電気......」と、耳元でお願いしたら、
優がゆっくりと私から体を起こして、電気を消した。
優しかったり
乱暴だったり
聞いてくれたり
意地悪だったり
いろんな優をみせられて、
自分じゃないような声が漏れた。
「恥ずかしいから、耳の機械外して......」
優の耳に手を伸ばすと、
ガシッと掴まれて、ベッドに押さえつけられてしまった。
ちょっと上目で見つめられて、その視線にきゅんとしたら、
また唇を塞がれて.......
幸せだと思った。
私たちもいつか、
いつかあんな風に、
永遠を誓う日がきますように.......
そんなことを願いながら、
優の背中にぎゅっとしがみついた。