サマーソーダ〜after story〜
「悠里、おはよ。今日は予定ないか?」




そっと隣に座って当たり前のようにあたしに人懐こい笑顔を浮かべる徹。


それなのにあたしはすごく素っ気ない返事しか返せなかった。



「・・・ごめん。無理」



徹の顔もちゃんと見られなくて思わずため息をついた。



なんだろ、これ。すごくやりづらい。でも、誤解されないためだもん。



淳哉にあたしの好きな人は徹だと思われたくないから。
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