サマーソーダ〜after story〜

「迷惑かけてすみません」




「全然気にしなくていいよ。それより、学年はわかったんだけど名前が分からなくて誰に連絡していいのかも分からなかったから友達とか心配してるかもしれないよ。動けそうにないならあたし、報告してくるから名前とクラス教えてくれるかな？」




「あの、大丈夫です。すぐ教室に戻ります」



携帯もカバンの中だし、少しだけ寝かせてもらえたから大丈夫。


でも、立ち上がろうとするとそれを止められてしまった。



「こら、まだ顔色悪い。もしかしてご飯とかも食べてないの？私のお弁当良かったら食べない？」



「えっ？でも・・・」




「お母さんに作ってもらってるから味は保証するよ。少しでも食べなくちゃ元気出ないし、私はあなたの友達に連絡してパンでも買って食べるよ。それかお弁当があるなら友達に持ってきてもらおうか？」