俺様生徒会長
「あれ、水樹さん?どうしたの?」


呼ばれて、見ると同じクラスの早乙女 詩音(さおとめ しおん)ちゃんがいた。


「早乙女さん。生徒会に入ってたんだ。」

「うん。生徒会で会計してるの!」

「なんだ騒々しい!お前ら、まだまだ仕事が残ってんだ!早く仕事に戻れ!!」

「ちょ、神谷!今他の生徒が…」

「ん?……なんだ葵か。この忙しい時になんか用か?」

「何その言い方!?わざわざ様子見に来たのに!」

「別に頼んでねーし。」


あ、相変わらず腹が立つ!

この人と話していると…。


「あ、あのさ…」


ん?


「神谷…まさか、素…」

「バレた。」

「「え!?」」


ざわつき始めた。


「……あ、会長、話変わりますけど、さっき先生が職員室に来いと言ってましたよ?」

「は!?本当か?」

女の子はコクリと頷いた。

悠也は舌打ちをして、職員室に向かおうとドアを開けた。



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