俺様生徒会長
そして、思い出したようにこっちを見、


「ちょっと行ってくるから葵、机の上にある資料、まとめとけ。」

「はぁ!?なんであたしが…」

「手伝ってもいいつってたろ?」

「そ…それはそうだけど……」


しょうがないなぁ…。


「じゃあ、すぐに戻ってくるから。」


悠也は生徒会室から出て行った。


「すみません、水樹さん。神谷が勝手なこと言って。」

「いえいえ。まあ、ああいう奴だし。あ、皆の名前聞いていい?早乙女さんの名前しか知らないから。」

「あぁ……副会長の河合 良平(かわい りょうへい)です。」


河合くんはご丁寧にお辞儀してくれた。

坊主頭…でも、すっごくしっかりしてる感じ。


なぜか同じ年なのに敬語だし。


「同じく副会長、那岐 周(なぎ しゅう)。よろしく。」

なんか那岐くん……女の子並に可愛い。



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