俺様生徒会長
「マジ~??」

「マジ、マジ!大マジだって!!」


やっと皆納得してくれたみたい。
でも皆つまらそうな顔であたしを見てる。


部屋、出にくいなぁ……。


「じゃあお先に…」

「あ、私荷物取りに教室行くから、途中まで一緒に行こう?」

「うん!」


ということで、早乙女さんと外に出た。



「皆個性的な人たちだね?」

「でしょ?まあ、会長があれだからね。」


ああ………納得…。


「ま、面白いよ、皆!だからまた遊びに来て!」

「行く行く!」

「あ!私のこと“詩音”って呼んでね!“葵”って呼んでもいい?」

「全然OK!」


そんな会話も次の瞬間途切れた。

外でサッカー部が練習試合をしていた。

ゴールでもしたのかすごい盛り上がり。


あたしは立ち止まり、彼を探した。

彼とは……新井先輩のこと。



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