俺様生徒会長
あたしの見る先にはその会長と3人の女子たちがいた。
「大丈夫、神谷くん?2日も休んでたから皆ですごい心配してたんだよ!」
「もう、大丈夫ですよ。ただの風邪でしたし。」
「そうなの?良かった!」
話を聞いてるかんじ、相手は先輩たちらしい。
「あ、じゃあ、あたしたち戻るね!」
「じゃあね、神谷くん!」
「あ、はい。それでは、また。」
すごい人気だなぁ、改めて。
会長…神谷くんは生徒会室に入って行った。
生徒手帳をわたしに行こうと、生徒会室のドアをノックしようと思った時、神谷くんの声が聞こえた。
あたしは、そっとドアに耳を近づけた。
その声は、さっきと全然声色が違う。
まるで別人のよう。